楽団員になってみる


この間、ウクレレのアンサンブルのクラスを受けるようになったと書いたが、そのクラスは町の音楽祭だのハワイアン イベントだのにチョイチョイ顔を出し、自らを「楽団」と名乗ってウクレレの演奏をさせてもらっている。
ので、その時は私も、にわか楽団員になるのです。
夏はハワイアンのイベントが結構あるので、今年の夏は私も数回混じって演奏したりしました。

すると、アレレ。
不思議な体験をしましたよ〜。
とあるイベントの出待ち、会場の隅でリハーサルをしていたら、同じくイベントの出待ちをしているフラダンサー達が通りかかったよ。

わ〜、素敵〜って顔をしてた。
なんか羨望ぅ〜って顔をしてた。

素晴らしいものを見て逆に嫉妬しちゃったりっていう事ではなく、単純に素敵って思える事って、大人になると少ない。こんな風に子供になったように純粋に素敵だと思えるなんて音楽に力って凄いなって思った。
単に、このフラダンサー達が純粋だったからかしら。
フラダンサーのお姉さん達も綺麗な人多いですよぅ〜。
一瞬、女の子にモテたくってギターを始める男の子の気持ちが分かる気がしました。

ケド、思うにウクレレっていう楽器は「格好いい」とかいう尖った感じの魅力ではなくって、

「何、それ!!そのオモチャみたいな楽器!!
ちゃんと音出るの?
ああぁあ!?、
出るんだ!!すごぅぃいい!!」

みたいな意外性と受け狙いも出来る感じのコミカルな魅力だ。

フラダンサーのお姉さん達に「あなた達、素敵よ」っていう光線を受けて暖かい気持ちになった。それは思い返してみたら、小学校低学年に絵を褒められて以来の感覚だった。絵の方はその後、長じると、特に絵の専門教育を受けなかったのもあり、漫画の絵は好きだったので描いてはいたが、学生時代が終わると落書きぐらいしかしなくなり、30才過ぎて建築の夜間専門学校に行くぐらいになると、もはや私の絵など特段見所も無くなるのであった。
ついでに言えば「やりたい!!」って思ってやって褒められたり喜ばれた事も最近ないなぁなんて。

邪推と邪念と下心、ついでに嫉妬に恨みに呪い。
そんな大人の世界に私、いる訳なのね〜(;^_^A
自分の心持ちの悪さに気付いた夏なのでした。

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