海を探す


「海を探す」っていう歌を
昔私が若い頃好きだったロックミュージシャンが歌っていたらしく、
今、ドはまりしてます。
当時、お金を持っておらず、買えた彼らのCDは一枚に留まり、その後忘れていた。
今どうしているかとググってみたら、まだ当時のバンドは解散になっていたけどメンバーは各々活動を続けてて、いい歳をとったなりの成熟したアーティストになっていて感動してるよ。
若い頃活躍していて、もう辞めてしまったり、精力の衰えを感じさせるアーティストは多い。
アーティストは精神を壊してしまう人も多いみたいなんで、大変だよね。
こういう人達は。
ちょっと変わって面白かったり鋭い感性を持っていると、生き残るのは、ただでさえ難しいのだと思う。
けど、この人達はよく、こんな風に普通に成熟して今も活動を続けられるのだろうと思う。
よっぽどメンタルが強いか、ごっつ強ええ、音楽の神様かなんかに守られてるんだよ、きっと。

そんな話はさておき、これは彼らの若い頃の歌だから、若い頃の私が聞いても気に入ったんだと思う。今聞いても気に入るってことは、自分が余程成長していないか、その曲にちゃんとした普遍性があるかだけど、両方だと思うよ。
人間なんて、クソなんだってんだっていう感じ?
そんな、心がやさぐれている感じ。人間世界に懐疑的になる感じ。
若い時に特有かもしれないけど、いくつになっても持っておいたほうがいい感覚だとも思う。

話は変わるけど、
もし、急にそれまでの日常が崩れ去るような強烈でつらい悲しみだの恐怖だの、苦しみが起こったとして、それでも普通に生きているとしたら、釈然としない気分になるに違いないと想像することがある。
なんであの時全て終わってしまわなかったんだろうって、感じるかもしれない。
何もかわらず日常は続く。
自分の命も続く。
なんでなんだろうって思うのかもしれない。
そんな個人の思いなんか、他人も自然だってお構いなしだ。

歌の歌詞ではないけど、また海に行きたくなって、明日、また、江ノ島に行っちゃおうかなとか思ったりする。
特に綺麗な海なわけではないけどね。
ちょっとテンションは上がるけど、黒いセロファンを引きちぎったような茶色の波がぬめぬめと翻る、ちょっとがっかりする海。
けど、美しい海だとしてもあまり変わらないかもしれないよね。

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